運動前や運動の合間にトマトジュースやトマトを含む食品を摂取すると、運動時の疲労が軽減されることが、カゴメと鈴鹿医療科学大学の共同研究で明らかになった。
この研究では、マウスを1時間走らせ、運動前、運動中間、運動後のいずれかのタイミングでトマトジュースまたはその上清を摂取させ、運動6時間後の疲労バイオマーカーの濃度を測定した。その結果、トマトジュースを運動前または運動中間のタイミングで摂取することで、運動後の疲労バイオマーカーの増加が抑制されることが判明した。
共同研究者の鈴鹿医療科学大学の佐藤英介教授は、「今回の試験によって、運動前または中間でのトマトジュースの摂取により、運動後の血中疲労バイオマーカーの増加が抑えられることが明らかになった。今後はトマトジュース中の有効成分の特定を行っていく」とコメントしている。