世界主要都市の生活費ランキング、1位は「東京」



マーサージャパンは、「2012年世界生計費調査」の結果を発表した。調査によると、東京が海外駐在員にとって最も物価の高い都市であるという結果となった。

ランキングは以下の通り。

1位:東京(日本)
2位:ルアンダ(アンゴラ)
3位:大阪(日本)
4位:モスクワ(ロシア)
5位:ジュネーブ(スイス)
6位:チューリッヒ(スイス)
7位:シンガポール(シンガポール)
8位:ンジャメナ(チャド)
9位:香港(香港)
10位:名古屋(日本)
11位:シドニー(オーストラリア)
12位:サンパウロ(ブラジル)
13位:リオデジャネイロ(ブラジル)
14位:ベルン(スイス)
15位:メルボルン(オーストラリア)
16位:上海(中国)
17位:北京(中国)
18位:オスロ(ノルウェー)
19位:パース(オーストラリア)
20位:リーブルヴィル(ガボン)

アジアでは、東京(1位)、大阪(3位)、名古屋(10位)、シンガポール(6位)、香港(9位)の5都市がトップ10にランクインした。また、物価の上昇と元高の影響で、中国の都市の順位が上昇している。住宅への高い需要が続いており、賃料の緩やかな上昇を招いているという。

ヨーロッパは、ユーロを含む多くの欧州通貨の価値が米ドルに対して下がったことから、ほとんどの都市がランクを下げた。

アフリカでは、前回1位だったアンゴラが2位に下がった。意外にも、ランキングの上位3分の1に20のアフリカ都市がランクインしており、その主な要因は、海外駐在員向けの良質で安全な住居が限られ、住居費が非常に高いためだという。

南北アメリカでは、ブラジルのサンパウロが最も物価の高い都市となった。南アメリカでは、インフレ圧力によってランキングが上がる都市がある一方で、米ドルに対する現地通貨の下落によりランクを下げる都市も見られた。

この調査では、5大陸214都市において交通費、食料、衣料、家庭用品、娯楽費用を含む200以上の品目を調査している。