トマトで飲酒後の血中アルコール濃度が低下


お酒を飲むときにトマトを一緒に食べると血中のアルコール濃度が低下することが、アサヒグループホールディングスとカゴメの共同研究によって明らかになった。同研究結果は、第66回日本栄養・食糧学会大会で発表された。

トマトジュース480mlと焼酎約100mlを同時に飲んだところ、トマトジュースを飲んでいない場合と比較して、血液中のアルコール濃度が約3割低下した。さらに、体内からアルコールが消えるには、トマトジュースを飲んでいない場合では5時間かかったのに対し、トマトジュースを飲んだ場合では4.2時間となり、約50分早まった。


この結果から、トマトとアルコールを一緒に採ると、酔いの回りが緩やかになり、飲酒後の酔い覚めも早まる可能性が示された。