4割超が不眠症経験、病院受診は半数以下


QLifeは、不眠症治療に関する調査を実施し、その集計結果を発表した。

過去3年以内に不眠の症状に悩んだ経験があるかを聞いたところ、42.0%が「悩んだ経験がある」と回答した。性別・年代別では、男性が40代と50代、女性は30代と60代以上が不眠の症状に悩む割合が高かった。


不眠の症状で悩んだ経験あると回答した人の中で、不眠の症状を治すために対処法を行ったのは68.9%だった。複数回答で具体的な対処法を聞いたところ、最も多かったのが「就寝前のアルコール摂取」で31.5%、次いで「生活リズムの見直し」が22.3%、「市販薬の服用」が17.8%だった。

また、不眠の症状を治すために医療機関を受診したかを尋ねたところ、45.1%が「受診した」と回答した。医療機関を受診した結果、「完全に解消された」が7.6%、「ほぼ解消された」が66.6%で、約75%が不眠の症状が解消されたことが分かった。

医療機関で受診していないと回答した人に、その理由を複数回答で聞いたところ、「深刻ではない/そのうち治るから」が53.4%で最も多く、「不眠症治療薬を服用することに抵抗があるから」が25.3%、「どの医療機関に行ったらいいか分からないから」が22.7%だった。

調査は、2012年3月31日~2012年4月15日の間、全国のインターネット利用者6044人を対象に実施した。