紙飛行機の世界大会がオーストリアで開催 日本代表は惜しくも4位




レッドブル主催の紙飛行機の世界大会「Red Bull Paper Wings World Finals(レッドブル・ペーパーウィングス・ワールドファイナル)」が5月4日・5日の2日間にわたり開催された。

Red Bull Paper Wingsは、世界中の大学生・専門学生が参加できる紙飛行機の世界大会。オーストリアのザルツブルクにあるHanger-7に、予選を勝ち抜いた83カ国の選手が集結し、「最長飛行距離」「最長飛行時間」「曲芸飛行」の3部門で競い合った。

「最長飛行距離」と「最長飛行時間」の2部門は、会場で支給される公式のA4用紙を使ってその場で紙飛行機を作成し、スタート地点からの飛行距離や滞空時間を競う。

「曲技飛行」は、事前に作成した紙飛行機を使って、審査員の前で1分間のパフォーマンスを行う。評価のポイントは、その機体の構成、芸術性&デザイン性な どの創造性、フライト時のパフォーマンスの3点になる。「曲技飛行」は用紙の規定が無く、様々な道具やアイテムを使用することができる。

最長飛行距離の部門では、50.37メートルの記録を出したチェコのTomas Beckが勝利した。2位はボスニア・ヘルツェゴビナのAlmir Kišijaで44.53メートル、3位はクロアチア出身のJovica Kozlicaで44.13メートルだった。日本の渡辺一裕は4位となり、惜しくも表彰台を逃した。

最長飛行時間の部門では、10.68秒のフライトでレバノンのElie Chemalyが1位を勝ち取った。2位はトルコのGökhan Emiroğluで8.76秒、3位はスロベニアのRobi Fiserで8.67秒だった。なお、日本の延命慎一は10位だった。

曲芸飛行部門では、2名のパイロットが50点で同点の最高得点となり、アメリカのRyan NaccaratoとポーランドのTomasz Chodryraが表彰台の最上段へ登った。

また、団体では、3名のパイロットが各部門でベスト10に入ったトルコが優勝した。