Facebook利用者、友人の勝手な情報公開に9割が「不快」


トレンドマイクロは、SNSと携帯電話のプライバシーに関する調査を実施し、その結果を発表した。

Facebookのユーザに利用目的について尋ねたところ、「友人知人の近況を知る」が75.4%で最も多く、次いで「日々の出来事を友人・知人と共有する」が51.1%、「ニュース情報の収集」が24.3%だった。

さらに、Facebookの利用目的を「日々の出来事を友人・知人と共有する」と回答したユーザに、コメントや写真を投稿する際に心がけている点を聞いたところ、51.3%が「自分のことや自分の写真だけを投稿している」、24.1%が「友人・知人も写った写真を投稿する際は必ず本人に断っている」、22.8%が「友人・知人も写った写真は投稿しない」と回答した。

友人・知人が勝手に自分の情報や写真をFacebookで公開していた場合にどのように感じるかを調査したところ、「非常に不快」が46.9%、「不快」が 23.5%、「やや不快」が20.2%と約9割がFacebook上で自分の情報が知らないうちに扱われることに不快感を示していることが分かった。

また、携帯電話ユーザに、携帯電話の写真をSNSやブログで公開した経験の有無について聞いたところ、30.5%のユーザが経験ありと回答しており、そのうち35.2%のユーザはGPS機能を持った携帯電話で写真を撮ると、写真に位置情報が付加される機能を知らないと回答した。

同社は、「SNSは、意図せず他者のプライバシーに関わる情報を公開することで、思わぬトラブルに巻き込まれてしまう可能性もある。特に、他者の情報を含むコメントや写真の投稿については事前に本人に承諾を得たほうがよい」と注意を喚起している。

この調査は、2012年3月28日から2012年3月29日の間、18歳以上の国内インターネットユーザを対象に行った。有効回答数は618名。