アサヒグループホールディングスは、朝の習慣に関する意識調査の結果を発表した。
回答者に朝型か夜型かを尋ねたところ、「完全に朝型」「どちらかといえば朝型」が55.2%、「完全に夜型」「どちらかといえば夜型」が44.8%と、全体の半数以上が朝型派であることが明らかになった。
朝型と回答した主な理由として、「仕事が毎朝4時からなので、完全に朝型」「勤務先が少し離れているので、早起きしないと間に合わない」など、出勤時間に合わせて早起きする必要があるという声が挙がった。
一方、夜型と回答した主な理由は、「夜のテレビ番組を観ることが多いので、夜型になる」「自分だけの時間をのんびり過ごせる夜の方が好き」など、仕事や家事から解放される「自由な夜」を好む声や、「夜は日中より静かで仕事や趣味の妨げにならない」など、昼間よりも集中力が増すという人もいた。
世代別では、20代で「朝型」派が42.9%、「夜型」派が57.1%、30代では「朝型」派が51.9%、「夜型」派が48.1%だった。50代では「朝型」派が62.6%、60代で68.2%、70代以上では94.7%に達し、年齢を重ねるとともに「朝型」派が増加することが分かった。
起床から外出までに要する時間は、男性は「30分から1時間くらい」が37.6%で最も多く、「1時間から1時間半くらい」が22.9%であり、約6割の男性が「1時間±30分」を目安にしていることが分かった。女性は「1時間から1時間半くらい」が25.5%、「1時間半から2時間くらい」が16.9%で、「1時間半±30分」を要する人が目立った。
また、今後、新たに挑戦してみたいと考えている朝の習慣について複数回答で聞いたところ、「散歩する」が16.1%で最多となった。次いで「体操・ヨガをする」が9.7%、「ジョギングする」が7.8%、「筋トレ(腕立て、腹筋など)する」が5.6%と、運動関連が上位にランクインした。その他には、「読書をする」「語学講座(英語など)を聞く」「資格や試験に向けて勉強する」などが挙がった。
この調査は、2012年4月4日〜4月10日の間、全国の20歳以上の男女を対象に行ったもの。有効回答数は858名。