大学生の3月内々定率は8.8% 内々定保有者の8割が「就活を継続」


マイナビは10日、「2013年卒大学生就職内定率調査」の結果を発表した。

2012年3月時点の内々定率は8.8%。昨年(2012年卒)の3月は東日本大震災の影響を考慮して調査を中止したため、一昨年(2011年卒)3月の内々定率9.2%と比較すると0.4ポイント低い結果となった。同社によると、企業の内々定出しが広報開始時期の後ろ倒しにあわせて遅れていることが原因の一つだという。


エリア別の状況では、関東地区が10.7%と、全国の中でも早めに選考が進んでいる。内々定保有者の今後の活動は、「内々定先に不満ではないが、他の企業も見たいので続行する」が57.9%、「内々定先に不満なので続行する」が24.3%で計82.2%と、活動を継続する割合が高い。

また、1人あたりの平均内々定保有社数は1.2社。保有社数が「1社」である割合は全体の83.8%であり、3月時点で複数の内々定を保有する学生は少数だった。

この調査は、2012年3月28日〜4月3日の間に、2013年3月卒業見込みの全国の大学4年生、大学院2年生を対象に行ったもの。有効回答数は7277名。