メルセデス・ベンツ、SLクラスをフルモデルチェンジ フルアルミボディで140キロ軽量化



メルセデス・ベンツは、ロードスター「SL」を11年ぶりにフルモデルチェンジし、18日に発売した。価格は1190万円〜1980万円、納車開始は6月以降の予定。

新型SLは、1952年に発表されたガルウィングモデル「300 SL」から始まるメルセデス・ベンツの高級スポーツカーとして、第6世代にあたるモデル。

メルセデスの量産モデルとして初めてフルアルミニウムボディシェルを採用、従来モデルと比べて最大で140kgの軽量化を実現することで、燃費が向上した。ルーフフレームにはマグネシウムを採用するなど部位により最適な素材や構造設計を施し、ねじれ剛性を従来モデルより20%以上向上し、操縦性と快適性を高めたという。

全てのモデルに、新世代直噴エンジンとECOスタートストップ機能を備えた最新型トランスミッションを搭載し、動力性能と燃費経済性を高次元で両立。サスペンションにもアルミニウムを多用しばね下重量を低減、電子制御サスペンションとあいまって俊敏なハンドリング特性と快適な乗り心地を実現した。

また、低音スピーカーを運転席と助手席の足元に設置することで、ルーフの開閉状況に関わらず臨場感あふれる音響を実現する「FrontBass システム」を搭載。ワイパーブレードに数多く開けられた穴からウォッシャー液を噴射することにより、オープンルーフ時にも室内を汚すことなく視認性を確保できるウインドスクリーン払拭洗浄システム「マジックビジョンコントロール」を標準装備した。さらに、リアバンパー下に足を近づけるだけで、手を使わずにトランクの開閉が可能な「ハンズフリーアクセス」を採用した。