ホンダ、「CR-Vプロトタイプ」をジュネーブモーターショーで初公開



ホンダの英国現地法人であるホンダモーターヨーロッパ・リミテッドは6日、2012年秋に欧州で発売となる「CR-V」のエクステリアデザインの方向性を示した「CR-Vプロトタイプ(欧州仕様)」を、ジュネーブモーターショーで初公開した。

また、欧州専用の新型「シビック(5ドア)」に新型1.6L i-DTECディーゼルエンジンを搭載したモデルを2012年中に生産開始すると発表した。このモデルのCO2排出量は、95g/kmとクラストップの燃費性能を達成する見込みだという。

「NSXコンセプト」をベースとしたスーパースポーツは、3年以内に米国で発売を開始した後、欧州においてホンダブランドで発売を予定している。

英国の四輪車生産会社であるホンダオブザユー・ケー・マニュファクチュアリング・リミテッドは、2012年の生産台数を2011年比でおよそ2倍の約18万台に増産する計画を発表した。

記者会見で、ホンダの常務執行役員で英国現地法人ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド取締役社長の西前学氏は、「新型シビックや新型CR-Vの寄与により、英国工場の四輪車生産は昨年の2倍近い18万台に達する見込みで、シビックの生産ラインは5月から2交代制とすることで生産体制を強化する。年内には、『アース・ドリームス・テクノロジー』の欧州第一弾である新型1.6L i-DTECディーゼルエンジンを新型シビックに搭載する予定で、今後も欧州市場へ魅力ある商品を投入する」と述べた。