外国人留学生の8割が「就職戦線厳しい」


就職情報会社ディスコがまとめた外国人留学生の就職活動に関する調査結果によると、約8割の留学生が厳しい就職戦線になると見ていることが分かった。

日本の大学に在学し2013年卒業予定の外国人留学生(現大学3年生および修士1年生)に、自分たちの就職戦線がどのようになると見ているのか、その見通しを聞いたところ、「非常に厳しい」が31.0%、「やや厳しい」が47.0%とあわせて78.1%が厳しいと回答した。一方、「やや楽」との回答は前年調査の10.4%から22.0%へと倍増した。



また、調査時点での企業へのエントリー社数は、一人あたり平均32.5社だった。志望業界は文系では男女ともに「商社(総合)」が6割以上と群を抜いてトップで、理系男子は「電子・電機」、理系女子は「素材・化学」が最多だった。

就職後のキャリアプランについては、「一つの会社に定年まで勤めたい」と「一つの会社にこだわらず、転職などでキャリアアップを図りたい」がほぼ同数。「ある程度会社勤めをしたら、いずれは独立・起業」が21.4%にのぼり、日本人の学生と比べて独立志向が高いことが明らかになった。



 同調査は、2012年2月17日~2月29日に2013年卒業予定の全国の外国人留学生(現大学3年生および修士1年生)にインターネット調査を行ったもの。有効回答数は332名。