シャープの格付けを「BBB+」に引き下げ - S&P


スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は2日、シャープ(6753)の長期格付けを「A−」から「BBB+」に1段階引き下げたと発表した。アウトルックは「ネガティブ」。

S&Pは、「主力製品の大幅な価格低下や長引く円高などにより収益が悪化し、2012年3月期の多額の損失計上によって財務内容の大幅な悪化が避けられない見通しとなり、シャープの財務健全性が早期に回復する可能性は低い」と説明している。

また、収益環境の急速な改善は見込みにくいことから、当面、主力事業の収益は下押し圧力を受ける可能性が高いと予想し、アウトルックは「ネガティブ」とする。