小学校教員の4割、児童の学力格差「大きくなった」


ベネッセコーポレーションは15日、「新教育課程に関する校長・教員調査」の結果を発表した。

同調査によると、児童間の学力格差が「大きくなった」と回答した教員が40.1%にのぼることが分かった。「変わらない」と回答した教員が54.1%、「小さくなった」が2.1%だった。



また、約半数の学校が、どの学年でも国の定めている標準授業時数より多い時数を設定しているにも関わらず、1学期の授業が年間指導計画より「遅れている」とする教員は、国語で41.5%、算数で27.0%を占めた。年間指導計画からの遅れがみられた原因には、「学習内容や教科書の分量が多い」「児童間の学力差が大きい」ことがあげられている。



同調査は、2011年6~7月に全国の公立小学校の校長245名、教員868名を対象に郵送法による質問紙調査を実施した。