就活生の平均説明会参加数は35.1社、エントリー社数は62.3社


就職情報会社ディスコは、2013年3月卒業予定の大学生を対象に就職活動に関する調査を行い、その結果を発表した。 

就活開始から2カ月経過した2月1日現在、セミナー・会社説明会の平均参加社数は35.1社で、先月調査の23.6社から1カ月間で11.5社増加した。特に企業単独セミナーへの参加社数は、学生一人あたりの平均9.8社となり、前年1月調査(就職活動開始から3カ月経過)時の結果を上回った。エントリー社数は前回(1月1日現在)調査の46.9社から1カ月で15.4社増の62.3社となった。



また、2月1日時点で志望職種を決めている学生は89.6%だった。第1志望職種を文理別に結果を見ると、文系では「営業関連」が最も多く、次いで「企画・マーケティング関連」、「事務・管理関連」となった。特に「営業関連」の伸び幅は大きく、前年調査から4ポイント増の40.5%となった。



理系では「研究・開発・設計関連」が最も多く、「IT・ソフトウエア関連」、「生産・製造・品質管理関連」と続いた。1位の「研究・開発・設計関連」は前年調査(34.8%)よりも6.3ポイント減の28.5%。一方、「IT・ソフトウエア関連」は5.2ポイント増で2位に浮上した。



地元を離れて進学している学生にUターン就職の希望状況をきいてみたところ、「ぜひ出身地・地元で就職したい」は12.7%、「どちらかというと出身地・地元で就職したい」は19.0%と、就職希望者の割合は合計31.7%にとどまった。Uターン就職希望者は、2009年調査時(2010年卒者対象)の38.7%をピークに3年連続で減少する結果となった。回答者の出身別に見ると、Uターン就職希望が最も高かったのは中部出身者で37.0%。一方、最も低かったのは中国・四国出身者で20.4%だった。





同調査は、2012年2月1日〜2月7日に、2013年3月卒業予定の全国の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生を含む)1358名を対象にインターネット調査法による調査を実施した。