桜の開花は全国的に遅め 都心は3月下旬から4月初めがピーク



ウェザーニューズは20日、各都道府県における桜の名所660箇所と各エリアの桜開花傾向を発表した。

今年は2月の気温が平年より低いところが多いため、全国的に過去5年の平均よりも遅めで、西日本~中部では過去5年の中でも一番遅くなるところが多くなると予想している。

今年のソメイヨシノの最も早い桜の一輪開花は、3月下旬から九州、四国太平洋側の沿岸部で始まり、都心周辺は3月下旬から4月初めに開花ピークを迎えるという。

桜の開花日を都道府県別でみると、北海道(函館五稜郭)が5月2日、東京(上野公園)が3月29日、愛知県(名古屋城)が4月2日、大阪(万博記念公園)が4月2日、福岡(西公園)が3月29日となっている。

昨年は、東日本大震災により津波の影響を受けた桜もあるが、塩害などの影響を受けた宮城県名取市や石巻市、塩竈市などの地域の桜の木でも、花を咲かせた報告が届いたことから、幹や枝に大きなダメージを受けていない桜であれば今年も無事に開花するとみている。