STマイクロエレクトロニクス、世界初のデュアルコア・ジャイロ・センサを発表



大手半導体メーカーのSTマイクロエレクトロニクスは、ユーザのモーション検知およびカメラの手ブレ補正機能の両方を可能にする、市場初のデュアルコア・ジャイロ・ センサを発表した。

同製品は1個のジャイロ・センサで2種類の異なる機能を実現できるため、携帯電話、 タブレット、その他スマート・コンスーマ機器の小型化、システム簡略化、コスト低減が可能になる。また、モーション検知とモバイル・カメラの写真をより鮮明にする光学手ブレ補正機能に対応。

バッテリ駆動の携帯型機器の低消費電力化に向け、パワーダウン/スリープ・モードの他、より高度な電源管理を可能に するFIFO(first-in first-out)メモリ・ブロックを内蔵している。個別のI2C・SPIインタフェースを通してデータ出力を行い、設定可能なローパス/ハイパス・フィルタ等のデジタル機能を搭載している他、温度センサも内蔵している。

デュアルコア・ジャイロ・センサL3G4ISは、現在サンプル出荷中で、2012年第2四半期に量産を開始する予定。単価は、大量購入時に約3.9ドル。