年金支給開始年齢の引き上げ検討 高齢者の雇用環境は厳しい




人材サービス会社インテリジェンスがビジネスパーソン1000人にアンケート調査を行いました。何歳まで働きたいかを聞いたところ、ビジネスパーソンの42%が65歳まで働きたいと回答しました。年金が65歳から受給できるため、年金が受給される歳まで働きたいと考えていることが分かりました。

また、厚生労働省が全国の13万8000の企業に雇用に関する調査を行ったところ、希望者全員が65歳まで働ける企業は全体の47.9%でした。さらに、70歳まで働ける企業は17.6%と非常に少ないことが分かりました。

現在、年金の支給開始年齢を70歳に引き上げる案が検討されており、実現すれば定年から年金が受給されるまでの無収入の期間が長くなります。65歳まで働くことのできる企業が少なく、年金支給開始年齢が引き上げられれば、高齢者にとってさらに厳しい環境になると言えます。