『宇宙戦艦ヤマト2199』音楽担当は宮川泰の実子・宮川彬良



『宇宙戦艦ヤマト』をリメイクした最新アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』の音楽を、宮川泰氏の実子・宮川彬良が担当することが明らかになった。

宮川泰は舞台音楽家で、1974年の放送当時オーケストラで演奏された『宇宙戦艦ヤマト』の音楽は大きな影響力を持ってファンの心を捉えた。2006年に彼が亡くなった際に多くのファンが『宇宙戦艦ヤマト』のレコードを持って葬儀に参列したという逸話がある。

宮川彬良は、劇中音楽を担当するにあたって、次のように語っている。

「今改めて父の残した『宇宙戦艦ヤマト』の音楽をすべてスコア化する作業のため聴いてみますと、 そのときの父には「神が宿った」としか思えないほどすばらしい音楽であることに気がつかされます。 当時一ヶ月間という短い期間で父はこの楽曲すべてを作曲したのですが、 まさしくそれは「神が宿った一ヶ月」だったのです。今回、私も父の楽曲の編曲と新たに『宇宙戦艦ヤマト2199』のために新曲を作曲しましたが、 まさに父の「神が宿った一ヶ月」を追体験したように思います。また、今回改めて父の楽曲をスコア化しましたが、様々な構成や仕掛けに気付き、 亡くなった父が『宇宙戦艦ヤマト』の楽曲を通じて私に音楽というものを教えてくれているような 気がいたしました。私は生前の父には教えられたことはほとんどなく、独自の道をたどって音楽家になった 人間ですが、父が手がけたという作品を通じて新たに父の持つ音楽家としてのなにかを教えられたと実感しております。  『宇宙戦艦ヤマト2199』という作品音楽を手がけるだけではなく、 あの1974年の『宇宙戦艦ヤマト』を作り上げた方たちの「精神」を、 音楽を通じて皆さんにお伝えしたいと考えております」

『宇宙戦艦ヤマト2199』は第1話&2話を第1章として、4月7日より全国10館で上映する。

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