丸紅、チリ産銅大手と鉱山共同開発 30%取得へ


丸紅は14日(チリ時間)、世界有数の銅生産会社アントファガスタ(Antofagasta plc)との間で、同社が100%の権益を保有するアントコヤ(Antucoya)鉱山のプロジェクトの事業パートナーとなることに合意した。

丸紅は3億5000万ドルを出資し、同プロジェクトの権益の30%を保有する。約13億ドルが見込まれているアントコヤ鉱山の開発費用の一部は、プロジェクトファイナンスを組成して調達する予定。

アントコヤ鉱山の可採鉱量は約6億4千万トンを上回る規模であり、2014年の生産開始後、約20年間に渡って年約8万トンの銅地金を生産する。丸紅はこのうち出資比率の30%に相当する約2万4千トンの銅地金を引き取る権利を有している。

同事業により、丸紅の銅事業の持分権益量は年産12万5千トンから15万トンとなり、日本企業トップクラスの銅の持分権益量を有することになるという。