来春のスギ花粉、今年より少なくなる見込み 2月上旬から花粉シーズンへ



ウェザーニューズは15日、2012年の花粉シーズンにおける全国、各12エリア、都道府県別のスギ・ヒノキ花粉の傾向を発表した。

スギの雄花は冬の寒さを越え、比較的暖かくなると休眠を終えて花粉の飛散を開始する。今シーズンは寒い冬となり、飛散開始時期は昨シーズンと同程度かやや遅くなるという。寒気がピークを越える2月中旬に花粉が飛び始め、西日本や東日本太平洋側では3月上旬から中旬、北陸や北日本では3月下旬から4月上旬にかけて、スギ花粉の飛散ピークを迎えると予想している。

また、スギ花粉の雄花生産量は、前年の夏の天候との相関が高く、よく晴れて暑い夏ほど植物の光合成が盛んになり、雄花の生産量が多くなるという。2012年のスギ花粉の雄花の量は2011年より少なくなり、スギ花粉飛散量は少なくなると予測している。

スギ花粉のピークを過ぎた後は徐々にヒノキ花粉が飛び始め、西・東日本では4月上旬~中旬にヒノキ花粉の飛散ピークを迎える見通し。