横浜に「原鉄道模型博物館」 2012年夏にオープン


三井不動産は、みなとみらい21地区に建設中の「横浜三井ビルディング」の文化交流施設として開設する鉄道模型博物館の名称を「原鉄道模型博物館」に決定し、2012年夏にオープン予定となったことを発表した。

「原鉄道模型博物館」は、2つの鉄道ジオラマと3つの展示室で構成された鉄道模型博物館。世界的に著名な鉄道模型製作・収集家の原信太郎氏の協力を得て、コレクションから選りすぐった約1,000両を展示し、一部の鉄道模型は、一番ゲージの室内ジオラマとして世界最大級の面積(約310㎡ )となる「いちばんテツモパークジオラマ」で走行させる。

また、1872年に開通した日本の鉄道の発祥地である横浜を舞台にした「横浜ジオラマ」を設置し、HOゲージの鉄道模型を走行させる。

原信太郎氏が製作・所蔵する鉄道模型は、鉄のレールに鉄の車輪を使用し、ギア、板バネ、ブレーキ、ベアリングなど外から見えない部分についても実際の車両と同じ構造と仕組みをしている。動力源についても、架線からパンタグラフで電力を取り込んでおり、ジオラマを走行する鉄道模型は、レールの上を「ゴトン、ゴトン」と実際の鉄道と同じような音を立てて走行する。

また、展示室スペースでは、原氏が製作した鉄道模型を展示する他、希少性の高い鉄道アンティークグッズなど、原氏こだわりの鉄道コレクションを展示する。